生きがい【太陽】✖【冥王星】自分らしさを活かす

2023年2月24日

冥王星×太陽(ネイタル)

このコンビネーションは特別です。ネイタルで持つ場合、ソフトアスペクトはラッキーですね。転機や困難にもスムーズな展開や道筋があり人生の充実感を味わえているでしょう。難しいのはハードアスペクトです。特に若いときは何度も絶望や挫折を味わうことになるでしょう。これは、普通に良き平凡な人生を選択しようとするところからうまくいかなくなります。またそれが得られにくいです。人間として当たり前の感覚ですがうまくいきません。占星術上、太陽は「惑星」ですが、天文学上では「恒星」のひとつです。惑星と同列ではありません。我らにエナジーをそそぐ偉大なる父親です。そんな父親にさらに「破壊と再生」の冥王星がゆさぶりをかけ異次元化させるので、平凡だけど幸せなサクセスストーリーを目指したり、ほっこりな環境に身をおこうとしないほうがよいのですね。

ハードアスペクトのかた。若い年齢のかたは、しんどさに耐えられず破壊のダメージが長引く場合もありますが、這い上がって太陽の信念をまげず、生きがいを追求し、他者へ迎合しない強さを育んでいくことです。周りはあなたにある種の凄みを感じとっていきます。あなた自身の能力をありのまま表現することだけを考え、ほかと比較せずめげないことです。人々はあなたを頼りあなたの言うことを取り入れあなたはいずれリスペクトされ人々にエナジーを提供する側となる場合もあるでしょう。またこの方たちは合も含めて、大物や実業家や大企業、国家機関との関わりを持っていたり、父親や権威、権力者との縁も深いことでしょう。女性は男性や旦那さんに太陽を預けすぎないように、独立心を持って仕事に尽力したほうがいいです。

冥王星×太陽(トランジット)

T冥王星がN太陽にアスペクトを取っているときは、良くも悪くも人生のステージが変化します。コンジャクションの0度は太陽の状態で吉凶は分かれるでしょうが、自分が変わることに矛盾は感じにくいです。スクエアの90度は、変えられてしまう、余儀なくされるといった強制力や進路変更となり、180度ですと対人関係やパートナーシップの変化も予測されます。

基本的にはソフトアスペクトでしたら、ネイタル同様人生がスムーズな展開でノリに乗っている時期です。ハードは物事が強制的に終わったり、強いプレッシャーがかかる仕事や人間関係に疲労するケース、心身へのダメージになることも多いですが、つらくても自分で這い上がり、自分らしさや自分の潜在的な才能を活かすよう、自分をよく知ること、そして建て直す時期ですね。

また、ハードでも男性は、旦那(太陽)になるための【結婚】をすることで社会的なステージが上がったりする場合がありますので、太陽の状態によりケースバイケースです。

大物カップルの例ですこし前ですが、南海キャンディーズの山里さんやDAIGOさん、有吉弘行さんは、T冥王星がハードの時期にご結婚をされています。ある意味、結婚によって強いプレッシャーを感じているともいえますし、結婚して所帯を持つということは、突然昨日まで自宅で1人で過ごしていたのが、次の日から他人が家族になり、共同生活をともにし続ける人生を約束するわけですので、人生のステージの中でも「強制的な変化」かつ「強烈なプレッシャー」と言えるものでしょう。

【T冥王星×N太陽 ハード 結婚/有名人】

  • 2016年1月 DAIGO(スクエア オーブ3度)
  • 2019年6月 山里亮太(スクエア オーブ2度)
  • 2021年4月 有吉弘行(セスキコードレイト オーブ2度)

また、そこにある本質のひとつですがお三方とも男性ですから、今後の人生において社会的な立場での権限や権力をもつことも必要であり、そのためには所帯をもち社会的な評価の高い、もしくはステータスのあるパートナーを獲得して自分の人生をより強固にしていきたいということも要因でしょう。

さて、簡単に言えば太陽は「自分らしさ。生きがい。やりがい。」なので、トランジット時はライフスタイルを自分軸に戻すトリガーにもなります。自分は何者なのか、ちゃんと自分がみえているのか「太陽の自分を知る」そしてよい方へ活かす方向で、修正をする。間違えないように舵を取るという準備が必要でしょう。冥王星にびくつくことなく、将来的にいつ自分の太陽に冥王星がトランジットしてくるのか、想定しておくと良いでしょう。

冥王星×太陽(シナストリー)

あなたが太陽側の場合、冥王星をかけてくる相手はどうしても無視することができません。これはあなたが照らす太陽のエナジーを相手が受けて冥王星のスイッチが入るためなので、あなたが吸引していることになるわけです。なのにあなたには相当なプレッシャーがかかり、苦手な相手になります。頭があがりませんし、避けたくても従わなくてはいけない状況におちいりますが、これはお相手の冥王星にどんな惑星がアスペクトをとっているかも重要となります。

そして、このお相手を受け入れることになると野心的な方向に誘われます。仕事の仕方や社会の自分の立ち位置を意識するようになり、自我がアップデートされて「高いステージにあがらなければならない」といった少々強迫的な観念になりやすい。自分のやりがいや生き方の次元をあげていかなくてはいけないとった感覚です。プラプラとのんきに生きている場合には避けたい相手になるはずです。

逆のケースで私の冥王星がお相手の太陽にハードでアスペクトをかけている例で検証した場合。お相手には圧力をかけたり支配している感覚は全くなく、むしろリスペクトの上、期待したり頼りにしたり、肯定的に捉えて気にいって声をかけています。それを踏まえますと、自分の太陽に冥王星をハードでかけてくるお相手が圧力をかけてやろうだなんて、思っているわけではないのだなと理解することもできます。

お互いの関わり方としては実力以上のことを望んだり、逆に望ませないよう、出来ることと出来ないことを明確にして行き過ぎないように留意した方がよいでしょう。