【アスペクト】クインデチレ【165度】の不思議~ケース①

2022年10月25日

クインデチレのアスペクト【165度】。

このアスペクトは「心理占星術のノエル・ティル氏」が重要視されているアスペクトで「脅迫観念・こだわり」などから「別離」などの意味を持つそうなのですが『事実を追求する』『完璧を求める』という乙女座(15度)の知的欲求という意味もあるのではないかという仮説を含んだ体験です。

乙女座は水星が強くなる星座で、かつ土の属性ですから、物事を噛み砕いて分析し事実を導き出すので結果的に完璧主義と評価されやすいということと、それゆえに常に神経を張り詰めてすり減らすことになり、頭が思考に偏り疲労し、別離という結果に結びつくという後天的な意味合いもあるのかもしれません。飛躍しすぎかもしれませんが、そのように感じた体験を記します。

【月×月】のシナストリーで、私の月から見てお相手の月が165度で完璧な合(オーブなし)の友人がいたのですが、どうしてもその友人に対してだけ、関係性に決して妥協できず、完璧を追求したくなってしまう体験をしました。

その友人の言動を放っておくことができなかったり、その言動から来る思いや感情に対してもいちいち「そうじゃないよね、本当はこうだよね」とか「その気持ちはなぜ起きるの?」などその友人に対してだけ言動を深掘りしたり分析したり、事実はこうじゃないのかなと執着せずにいられない不思議な現象がありました。月同士のアスペクトなので生活感覚などにこだわり、放っておけない、見逃せないような感覚です。その結果、勝手に神経が疲労しクインデチレの意味どおりに私から離れたり別れたくなってしまうのですが、決して嫌いになったわけでもなかったので、感情としては複雑です。

むしろ、わたしにとっては大切な存在のように感じた部分もあり、また、突然の不思議な出会いだったため、出会えたことが奇跡のようにも感じ、出会えたその事実に満足もしています。しかし『妥協することは決してない』という強い意志がありましたので「そこに何かがあった」という心象です。

ただし、感覚的には繋がっている近い存在であるのに関わらず、物理的な環境でなかなか接点を持ちづらいということもあります。なかなか会えないのです。距離の遠さもありますし、どうしてもお互いのスケジュールが合わなかったりすれ違います。これは他のかたのパターンでも確認していますが、離れなければいけない宿命的な要素での「別離」などもあるのかもしれません。ケース②へ続く