【水星】×【火星】~批判されないために。

水星にスピードの火星がハードアスペクトしている場合、トークに火がつきます。息つく暇もないくらいマシンガントークになり、批判精神も旺盛で人とぶつかりやすくなります。頭が切れ、理解(水星)が早い(火星)ので口達者にもなりますが、お相手は攻撃されているように感じますのでそれによって口喧嘩もはじまっていきます。ただし、「事実を追求する。事実を言う」という点においては稀有な存在であると言えます。
お笑い芸人の「ウーマンラッシュアワーの村本大輔」さんは、ネイタルで45度セミスクエア(オーブ3度以内)のハードアスペクトをお持ちですが、真実の追求を笑いに変えて表現しておられます。
こういう方は、いかんせん発言で痛い思いもしてしまいますが、事実を追求するシャープな頭脳ゆえんですから、それを売りにしていくことができます。表現の場を自分発信のみのユーチューブや出版などは好ましい選択肢になり得ますし、事実を知りたいかたにとっては貴重な情報を発信する存在のかたです。
それでも、人に批判されたり、嫌味を言われたりすることはとてもいやなことですよねぇ。私自身がトランジットで「水星×火星」がセミスクエア・スクエア・オポジションになるたび、息つく暇もないくらいに忙しくなったり、人から嫌味や批判、毒を吐かれたり愚痴を聞かされたり、言葉(水星)でせかされる(火星)ようなことも起きる実体験から、もういやで辛いので「どう生かせばいいのか」を火星×水星のトランジットのたびに3年ほど状況を観察していました。
そこである程度の結果、こうなんだろうなぁとわかったことがあります。それは!意外にも自分が人から見ると批判やクレームをいいたくなるように他者には見えていたってことに気づきました。
【原因】
自分自身がせっかちになったり、焦りやすくなっていることで、落ち着きがなく一方的なコミュニケーションだったりすることが、相手の文句を促していると言えます。これは認めたくないことだったのですが、一番の難点は、そうなっていることにその時は「自分で気が付かない」のです。そして、一方的に愚痴や批判を聞かされるということも起きやすいです。じゃぁ、これはなぜだろう?と分析した結果ですが、自分が相手の話をきちんと聞いていないで(正確には10聞くまでもなく3で理解しているということ)、早急に結論づけようとしたりしてしまうので、相手は「こっちの話もゆっくり聞いてほしいのに。話をしたいのに」と感じているのではないかということです。
<本質としては、非常に頭がさえる、頭がよくなる時期 スピーディなコミュ力 です >
例えば、自分に「水星×火星」のハードアスペクトがネイタルにも、トランジットでも生じていないのに、妙に批判したくなる友人がいました。あとから気がついたのですが、ちょうど友人のネイタルの水星にトランジット火星が90度で追いかけていた時期だったのです。友人は、わたしからきちんと90度の恩恵を受けていたことになります。その時に私はやはり友人に注意(批判)を促していたのですが、その時の状況や自分の心象をあとから検証してみました⇩
〇すごく焦っているように感じた。
〇こっちの返事を待たずに文章を連投してくる、何をそんなにせっかちになっているんだ 一方的ね と感じた。
〇あなたの言うとおりだけど「判断が早すぎないかい?もう少し落ち着いて考えてみたほうがいいよ」と思った。
ということです。
決して「批判したくてしたのではなく、私としては注意をした」という認識なのですが、相手からすると批判されたと思ったのかもしれないなと思いました。そして本人も「自分勝手にふるまいたいとかふりまわしたいとかを思っているわけではない」ということもわかったことは、相手もわたしも最初は悪意などない。ということに行きつきます。
ここで、なんでそんなに自分勝手にふるまうの!と言ってしまえば、相手はただ伝えたい、聞いてほしい、焦っているだけなのに傷つきます。ここから相手への思い違いや思い込みのままに、口喧嘩などにエスカレートしていくものだということです。人はいつも最初は友好的なものです、優しいのです。ほとんどは最初から嫌悪などないのです。このようなことは、自分で星をつかうことの重要な観点じゃないかと思います。
まとめますと、以下のように過ごすことでかなり緩和してきます↓ ↓ ↓ ↓ ↓
1.「集中して勉強や学習をする。知識や情報のアップデートに費やす」
2.「ゆっくり話をすることを意図する」
3.「相手の話をゆっくりよく聞く。文章をきちんと読む」
4.「一方的に話をしない」
5.「深呼吸をする」